第5回の終了報告
第5回信州そば塾(初心者講習会パート3)の終了報告
前半は座学として、そばの辛汁の説明をしました。
醤油や鰹節、その他素材の役割を整理し、その組み立て方のコツ等を解説。
その後、全国の有名店8店の実際の汁の作り方を例に、「どうしてそうなっているのか?」を詳説。
そしていよいよ、塩味のカドを取る方法や節などのダシ材料の不快な匂いを取るコツなどを紹介。
最後には「超簡単」辛汁や市販の汁との味比べを行い、そのあまりの違いに一同呆然としました。
後半は「白樺」の2:8でそば打ちの実技講習を行いました。
(Gショック加水法の実演。実際はこね鉢の中を見ながら行う。)
その後、蕎麦を茹でる調理器具の違いによる味比べも行い、今まで、最終的に味を決定する重大な要素に盲目的だったことを改めて認識しました。
3回の連続講座を通して、そば打ちや汁、調理器具について一般に常識とされていることへの疑問が提起され、その解決法も示すことができた有意義な講座となったようです。
(メジャーカップに打ち粉を入れて、力を加えないそば打ちについて説明)
参加された皆さま、協賛してくださった(株)高山製粉さんに新ためてお礼を申し上げ、本年度(平成29年度)の信州そば塾を閉じさせていただきます。
岩波金太郎