プロアマ問わず!流派会派を超えて!「美味しいそば打ち」を学ぶために集う私塾、それが「信州そば塾」です

第2回の終了報告

第2回の終了報告


平成28年10月29日(土曜日)30日(日曜日)の二日間(両日とも同じ内容)に延べ60余名の皆さまのご参加をいただき、第2回信州そば塾を無事に終了することが出来ました。

遠くは広島県の呉から参加された方もおり、この場を借りましてご参加いただきました皆さま、そしてご協賛いただきました株式会社高山製粉さんに厚く御礼申し上げます。

さて午前の部のテーマは包丁の研ぎ。

砥石の説明、研ぎ方、怪我をしない注意点、研ぎ方による切れ味の違い、研ぎ方の違う包丁の刃先を顕微鏡で拡大、最後は切れ味を試しながらの新製品粗挽き粉「夢玄」(新そば)の試し打ちと試食を行いました。

切れ味の違いを見るための包丁1

切れ味の違いを見るための包丁2

ほとんどの方にとって、今まで誰からも教わることのなかった刃物についての内容でしたので、参加者みなさん、非常に熱心に聴いてくださいました。

大切にされている包丁が、ますます身近に愛おしくに感じていただけるようになったのではないでしょうか。

参加者の方のそば打ちの様子



さらに午後の部の前半は座学の講義。

これまでの特別講習会(高山製粉主催)や千葉県そば大学の講義では、はっきりお伝えできずにいたもどかしさもありましたので、今回は実名をあげて具体的にそば業界曼荼羅の解説を行いました。

午後の部の様子

古今東西つまり時間軸と空間軸を網羅して俯瞰すれば、あの人この人あの団体、そして参加者みなさんそれぞれの立ち位置もわかり、業界の魑魅魍魎や迷信虚言を払いのけ、明るく楽しい未来を実感していただけたのではないでしょうか。

一般のそば業界で言われているお話と全然正反対の内容なので、今回はビデオ録音絶対禁止。

みなさん、事実の積み重ねの重さに無言のまま(眠っている人は一人もいませんでした)話を聞いてくださいました。

休憩をはさんで午後の部の後半は、そば打ち道具の説明でスタート。

続いて新製品粗挽き粉「夢玄」と一番値のはる「霧ヶ峰」(ともに新そば)のブレンドを九一で打つ実技を行いました。

Gショックによる加水の様子
(Gショックによる一回全量加水の水まわし)

新そばは青い!
(高山製粉さんのご好意で、一般販売の開始前に新そばをご提供いただきました。)

水まわし途中のそば粉の様子を説明

前半の講義の趣旨「おいしいそば」になる原理を、実際に打ちながら(巻いたまま四角のしなど)解説し、質疑応答を織り交ぜながら見ていただきました。

のしの様子

メジャーカップに打ち粉を満たしたり、あれやこれやの珍解説。

質問も包丁からこね鉢、まな板、のし棒、コマ板まで多岐にわたり、一般の説明と一味もふた味も違うプロの木工家の話は、どんどん熱を帯び、よそでは聞けない内容にエスカレート。

参加者みなさんの真剣さに、講師の方こそ感謝感激の一日でありました。

娘(二歳半)がちらちらいたずらする道場でも、みなさんよく我慢してくださいました。

協賛をいただいた高山製粉さん、本当にありがとうございました。

次回、第3回のテーマは石臼の目立て。

特別な講師をお招きする予定です。

汁やそば道具もテーマに加わるかもしれません。

またまた盛りだくさんの第3回、どうぞ信州そば塾にご期待くださいませ。

当日の様子を伝える新聞記事
(長野日報紙 2016年10月30日の掲載記事)



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